2018年1月

【日 時】1月28日(日)13:30~17:00

 

【場 所】四日市総合会館3階 療養訓練室

 

【参加者】9名(男5名・女4名)

 

【例会内容】

 

 1 18年度(30年度)予定&協議

 

   H会長が18年度の予定を説明した。2月例会は、アスト津(3階)で、吃音書籍の勉強会(『吃音に関わる私の体験』会員

   談に変更になりました)、ことばの教室の教員と交流会を行う。3月例会はMさんが担当する。4月例会はTさんが担当す

   る。6月例会については、名古屋言友会のYんと話し合い、合同例会(名古屋との)を四日市で開催することになった。

   7月(13日~16日)には、吃音・クラタリング世界会議が広島で開催される。初めての会議であるので参加してもらえ

   るとよい。個人的に大きな出費となるが、少しは助成したい。

   例会の吃音改善訓練について、従来通り、13時30分~14時30分進めていく。吃音改善訓練が嫌いな人もいるので。

 

 2 今年の抱負と近況報告

 


3 会員からの要望

 

   ① メトロノームを使っての発話練習をしてほしい。

 

   ② 例会の場で、10分程度のプレゼンの練習をしてほしい。会員の前で練習することは効果がある。

 

   ③ 世界会議があるので世界の人々と交流を深めるために、コミュニケーションの取り方などを例会でやりたい。

 

4 人物あてゲーム

 

   歴史上の人物、芸能人、政治家など有名人を、順番に3つのヒントを言ってあてていくゲームを行った。

   今年のNHK大河ドラマ「西郷どん」であれば、1 鹿児島県出身である。2 今年のNHK大河ドラマの主人公である。

   3 明治政府を創った一人である。というように。

   3つのヒントも世界大会があるので、英語でも考えました。

 

5 新春かるたとり大会

 

   百人一首を枚数がほぼ均等になるように配り、一人ずつ順番に読んでいき、かるたを取りました。はじめから本気モードで

   熱気を帯びていました。Yさんは若いので迫力がありました。やる気十分のTさんとYさんとの攻防はすごかったです。

   一番たくさん取ったのはTさんで、27枚でした。昨年の記録(22枚)を更新しました。やはり、最初の出だしが言いに

   くかったです。

 

 

 

6 電話練習

 

   職場での電話を想定して、簡単な会話で電話の練習をおこなった。


2月

【日 時】2月25日(日)14001700

 

【場 所】アスト津 3階 みえ市民活動ボランティアセンター ミーティングルームB

 

【参加者】7名(男5名・女2名)

 

【例会内容】

 

◎第一部 14001500 『吃音に関わる私の体験』 担当:N.E

 

2月25日の例会の前半を担当させていただきました。私の吃音体験談を語るという内容でしたが、体験談を語るだけの例会では面白くないと思い、できればとくに新しい参加者にその場の余計な空気を読まずに、私の話を踏み台にして、積極的に発言していただきたいと思って、以下の内容を話しました。結果的には、少しは参加者の話を引き出せましたが、もっともっと盛り上げたいですね。

 

 

 私の吃音体験談を話す前に、話を共有するために必要なことを話します。

 

 吃音は連発、伸発、難発がありますが、それ以外に日によって状態が変わり、場面によっても状態は変わります。独り言では吃らないけれども、対人で吃音の症状は出ます。いろんな特徴が吃音にはありますが、吃音を持つことの困り感を精確に表現し、人に伝えることが苦手である、つまりコミュニケーションの障害が吃音の問題の核としてあるように思います。

 

 吃音は人によって違います。軽い・重い、治りやすい・治りにくい、適応が良い・適応が悪い。それ以外にも吃音の問題を考えるために重要な因子が多くあると思います。

 

 吃音の問題は、W・ジョンソンのX(吃音の言語症状) Y(Xに対する周囲の反応) Z(XYに対する吃音がある人本人の反応)からなる立方体が連想できます。

 

 また、WHOの障害を示すモデルとして「機能障害」、「能力障害」、「社会的不利」ということが示されています。吃音の機能障害は人と話すときに吃ってしまうことです。その機能障害に配慮しないままにいると、人とのやり取りで得られるはずの情報が不足することにより能力障害になり、その結果、深刻な社会的不利を被ることになります。今使われている「バリアフリー」「ユニバーサルデザイン」は能力障害に配慮して、社会的不利に至らないようにしようという発想で取り組まれていると思います。

 

 吃音は脳が生み出すものと考えられるようになりました。その脳のタイプには吃音が出やすい脳、チックが出やすい脳、人よりも不安を感じやすい脳、強くこだわりやすい脳、周りからどう思われているか何を期待されているのかがわかりにくい脳、人とやり取りをすることが苦手な脳、注意の集中が続きにくい脳、衝動的になりやすい脳、左利きを生み出す脳といろいろあります。一時期それらを治すという発想がありましたが、そのような脳のままで生きていくことが考えられるようになりました。脳のタイプを変えることは困難であり、いやそれよりもせっかく生まれ持ってきた脳のタイプを大切にして、その上に人生を築き上げていけたらいいと思います。それが発達障害者支援法にはうたわれています。

 

 脳のタイプは身体的特徴でもあります。身長、体重、肌の色、性格、顔の作り、声音など。持って生まれたものを大切にし、ありのままの自分を大切にする。ありのままの自分に自信を持ち、ついでに吃音を持って生まれたらそんな自分をも大切にする。しかし、吃音を持って生きることが嫌ならば、吃音を受け容れられない自分を大切にする、つまり「ありのままの自分で良いんだ」ということを大切にしていきたいと思います。そこに「吃音は治る」という事実が入ってくるのならば、その事実も大切にしていきたいです。

 

そのような吃音やその周辺の認識を前提にして、「吃音を持った私の体験談」を話したいと思います。私の体験談を聴いていただくよりも、それに触発されて参加者に大いに語ってもらいたいという気持ちを込めて話しました。

 

 

 

《吃音を持った私の体験談》

 

私が3歳の時、母親がお産で実家に帰っていた時に、私は吃り始めました。躾に厳しい祖母と父親が私の家にはいました。まず祖母が私の吃音に気づきました。祖母は吃っていたであろう私のしゃべり方に「吃るな!」と叱っていました。祖母や父親に再三叱られながら、幼い私は徐々に自分のしゃべり方がおかしいことに気づき始めました。吃らないように言い換えをすると「妙な言い方をしおって」と叱りました。祖母と父親は、私が吃るたびに話し方のチェックを入れていました。おかげで5歳で保育所に入る時には、上半身を大きく揺らす随伴運動を伴ったしゃべり方をして、他の園児に笑われました。

 

 

しかし、保育所と小学校低学年時の先生に恵まれました。先生たちは私の話の内容を真剣に受け止めて聴いてくれました。他の児が私のしゃべり方を笑うと、先生は真剣になって、私のしゃべり方は笑うべきことではない」ことを、他児に伝えてくれました。おかげで保育所と小学校低学年の時に、「このままの僕で良いのだ」と思えるようになりました。といっても、からかいやいじめが完全になかったわけではありませんでした。その時は傷つきましたが、そのままの自分で切り抜けていくことができました。

 

一年生の時に、吃音治療教室の先生が巡回に来ました。しゃべる前に息を吸って吐きながらしゃべる。息を吸ったらブザーが鳴るベルトを腹に巻く方法です。この治療を経験された方もいると思います。その治療を受けさせられて、父親の前では吃ると言い直しをさせられ、息を吸ってからしゃべらせられました。私は苦労をしました。私にとっては父親と祖母は苦手な存在であり、2人の前では、まったくしゃべれなくなりました。

 

しかし、その一方で、保育所と学校の先生に恵まれ、そのおかげで友達にも恵まれました。友達と思いっきり遊ぶことでカタルシスを体験し、私なりの自我を育めていたと思います。

 

高校は大人になる過程で大切な時期です。私にとって、男性の大人のモデルとなる存在が、私の周りにはいなかったと思います。同時に吃音を持ったまま大人になることのイメージを持つことができませんでした。そんな状態で東京正生学院の通信教育があることを見つけて、自分で訓練を始めました。丹田呼吸法は新鮮でした。心をリフレッシュさせるツールとして活用しました。自分の部屋で丹田呼吸法をし、発声練習をし、朗読の練習をしました。梅田薫院長の説かれた積極療法は、今日でいう暴露療法やアルバートエリスの説いた論理療法に共通しています。それで積極的な生き方を始めました。そのまま吃音は治っていくものと思っていたら、学校の朗読での難発が酷くなりました。それを克服するために、特訓をしました。ますます酷くなりました。苦手場面がどんどんとできていきました。その時に吃音を治そうと努力するほどに吃音が重くなるということに気づきました。吃音を治すために丹田呼吸法をやっても、力みかえり、息が苦しくなり、逆効果になるのを感じ、リフレッシュできなくなりました。完全にギブアップをしてしまいました。

 

「吃音を治すぞ!」という明確な目標を持ったはずの人生に、その目標に邁進するごとに吃音が酷くなり、迷いが生じ、無力感を感じました。後年心理学で学んだ「学習性無力感」だったと思います。とても無気力な状態で学問に身が入りませんでした。

 

そんな状態で自律訓練法があるのを知り、数カ月をかけてマスターしました。朗読での難発が驚くほど軽くなり、まったく吃らなくなりました。都筑先生の言われる直接的訓練を行っても吃音は治らないが、間接的訓練で吃音が改善することがあるということは、この時に実感しました。でも、吃音を持ちながら人生を生き抜くための芯が私の心に欠けていました。

 

縁あって、後年、言語障害教育課程で学ぶことになり、そこで神山五郎先生の「吃音」の集中講義を聴き、とても感動しました。神山五郎先生が私の中で、大人の男性のモデルとなりました。理想に近づくために本を読むことに集中できるようになりました。後年言語聴覚士法が制定され、言語聴覚士の免許を取ることもできました。しかし、免許を取得した当時は、吃音を専門にする言語聴覚士はほとんどいませんでした。2Ⅰ世紀に入り、言友会の医師や言語聴覚士の活躍により、吃音への取り組みがとても活発になりました。私はそんな中、発達障害の人に関わってきて、定年退職を迎えて、改めて吃音に向き合う者として、言語聴覚士の免許を再活用していきたいと思っています。

 


◎第二部 15001700 『ことばの教室担当教諭との交流』

 

三重県内の小学校のことばの教室担当教諭K先生にお越し頂き、交流会を行いました。K先生は昨年10月に行われた『吃音啓発&相談会』、12月の都筑先生の講演会にも参加され、そのご縁で今回の交流会を実現することができました。

 

 まず始めに、会員が簡単に自己紹介をし、その後K先生の経歴や勤務されている学校、ことばの教室のお話をパワーポイントで説明していただきました。

 通級に通う生徒は年々増えており、その背景としては、以前は「しつけの問題」などとされてきた事が、今は「個性に合わせた指導」へと変化していることがあげられるそうです。他校から通っている生徒の枠は現在満席とのことでした。

 ことばの教室内は、季節の飾り付けなどがされており、楽しい雰囲気で過ごせるように配慮されていました。座る席は先生と対面で、窓の外が見えるような配置になっており、授業中生徒が外を見始めたらあきてきた(疲れてきた)というサインなので休憩を入れたり、個々に応じた対応をされているとのことでした。その他、トランポリンやフラフープ、ボールなどがあり、時には卓球をやったりすることもあるそうです。

 

  実際どんな訓練(指導)をしているのか、『やってみよう!』ということで、いくつか体験させていただきました。舌を前に突き出す訓練やビジョントレーニングなどを体験しました。K先生は子どもたちが楽しんでやれるようにいろいろと工夫されていました。

 

 吃音のある子どもへの指導についてですが、三重県下のことばの教室では、吃音を受け止められるようになっていく方法が主流で、話し方の訓練はあまり行われていないのではないかということですK先生はいろんな考えを取り入れて、個々に応じて話し方の指導をしたり、本人の困り具合を聞き、周りに働きかけて環境を整えていくやり方をされているとのことでした。また、吃音だけに焦点を当てるのではなく、得意な分野を伸ばしていく指導もされているそうです。全言連でも販売されている『吃音のある子どもたちのための教材 すごく!すごろく』(ことばの教育臨床研究会発行)も使用されていて、現物を見せていただきました。面と向かって「吃音」の話をするのは抵抗があったりもしますが、これはゲーム感覚で吃音について語ったり、気持ちを話せるように作られていて、とてもよく考えられていました。

 

教室に通っているお子さんは、教室に来ること自体が改善になっていて、『自分だけじゃない』『他の子も一緒だ』と知り、がんばろうという気持ちになる子や、吃音は悪いことじゃないんだと思えたり、来る回数が減ることが自信につながっている子もいるとのことでした。

 

 今回、約2時間の交流でしたが、普段知ることができないことばの教室での様子を知ることができてとても参考になりました。まだまだお聞きしたいことがあったのに、時間が足りず、とても残念でした。また別の機会にお聞きできたらと思っています。

   K先生は非吃音者でありながら、吃音についてよく勉強されていて、吃音のある子の気持ちをとても理解されていました。教員の中にはどもることを「わざとやってるんですよね?」と思っている人もいるというお話もあり、まだまだ理解されていない現実もあるんだな、と驚きましたが、K先生のように吃音を理解して受け止めてくれる先生がいるということは、吃音のある子にとっては本当に心強いことだと思います。これからもK先生との交流を通じ、未来の希望ある子どもたちの為にも、三重言友会として何ができるのかを考えていけたらと思っています。

 



3月

【日 時】325日(日)13301700

【場 所】四日市市総合会館 3階 療育訓練室

【参加者】10名(男6名・女4名)

【担 当】T.M

 

◎第一部(13:3014:30)  吃音改善訓練

 3月9日発売になった『自分で試す吃音の発声・発音練習帳』をテキストにして、訓練をやりました。

 

  準備 全身の力を抜く、身体の一部の力を抜く、腹式呼吸、小さな圧力、意識的呼吸

  発声練習 声帯の振動を確認しながら『セロ弾きのゴーシュ(宮沢賢治作)』をメトロノームを使いながら順番に音読

 

 

◎第二部(14:3017:00認知行動療法 ~否定的な思いにとらわれている時、何が起こっているのかを知り心を軽くしてい

                      こう~

 認知療法・認知行動療法は、認知に働きかけて気持ちを楽にする精神療法(心理療法)の一種である。精神科医アーロン・ベックが認知行動療法の創始者と言われていて、元々は精神分析の専門家だった。精神分析(療法)とは、フロイトが確立したもので、心の無意識の部分に働きかけて治療していくやり方。治るまでに時間がかかり、さらに何年もかけて過去を掘り下げてもよくなるとは限らない。それに対して、アーロン・ベックは、『今意識していること』に注目して、患者さんの苦しみを短期間で取り除く方法を開発した。

 認知行動療法は、エビデンス(根拠)により、効果があると認められている。治療効果のエビデンスは長期間にわたって集積されている。

 原理を理解すれば、1人でもある程度効果が出せる。悪循環のパターンがあるので、そのポイントを理解して、認知行動療法的なセルフカウンセリングを行えば、症状はきっと軽くなる。基本的に副作用はない。完全によくならなかったとしても、生活をよい方向に向けるヒントは得られるはず。認知行動療法で学んだ方法を自分だけで実践しても、再発しにくく、ココロの病になりにくい生活が送れる。

 

◆認知・・・ものの受け取り方や考え方という意味。

 

例:朝上司に挨拶をしたが、返事がなかった。

    ☆たまたま気づかなかったのかな

    ☆挨拶ぐらい返してよ!

    ☆上司は自分のことを嫌っているかもしれない 

など、事実はたった一つなのに、その捉え方は人によってさまざま。

 

◆自動思考・・・何か出来事があったときに、瞬間的に浮かぶ考えやイメージのこと。

 

スキーマ・・・心の底にある信念・信条。普段はあまり意識されない。スキーマに偏りがあると、何かの出来事に直面したとき、現実に即した合理的な考えが浮かばず、不合理で多くの場合は悲観的な考えが浮かぶ。そして認知・感情・行動に次々と悪循環を起こしていくことになる。

 

 マイナス思考はダメで、プラス思考になりましょう、というのではなくて、がんじがらめになっている苦しい考え方を一度目の前に置いて、見直してみる。楽な気持ち、感覚になるためにはどうしたらいいのかを見つめてみる。マイナスな思いが0になるのではなくて、100%→90%になり、少しホッとする。『絶対こうだ!』と、とらわれていた気持ちに少し隙間ができて、『もしかしたらこうかもしれない』と違う考えをすることができるようになることが大切。 (以上、資料より抜粋)

 

その他、困った際によく出会う思考パターン(考え方のクセ)についても説明させていただきました。主に参考にした本は『認知療法・認知行動療法 吃音とのつきあいを通して』大野裕、伊藤伸二著ですが、その中から事例を2つ紹介しました。自分の考え方のクセを知ることで、否定的な思いにとらわれている時に、自分を客観的に見ることができ、硬くなっている心が少し柔らかくなるのではないかな、と思います。私自身、認知行動療法でセルフカウンセリングすることで、自分の否定的な思い込みに気がつくことができ、心がとても軽くなっているのを感じています。今はネットやアプリなどで簡単に記入してできるものもあるので、ストレスを感じた時などに是非試してみて欲しいと思います。



4月

2018年4月28日(土)13:30~16:30 四日市大学

第6回ささえあいのまち創造基金 公開審査会にて、H会長がプレゼンを行い、三重言友会が1位を獲得しました!

ささえあい基金の助成金30万円をいただきました。

市民のみなさまの大切な寄付金を、吃音者のために、そして四日市市が全国のモデルとなるように使わせていただきます。

ありがとうございました!!

 


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4月の例会

【日 時】4月22日(日) 13時30分~17:00

 

【場 所】四日市市総合会館3階 療育訓練室

 

【参加者】11名(男性9名・女性2名)

 

【例会内容】

第1部(13:30~14:30)担当:H.K

 

1 近況報告

 TさんとKさんの就職祝いをささやかでしたが、ケーキで行いました。Tさんは、カステラなどの製造を手掛けている製菓会社で、4月から働いています。吃音だった上司がみえ、話し方などで、いろいろアドバイスをもらっており、生き生きと働いているようでした。Kさんは、5月から働くとのことで、久居市で住まわれます。今後は、毎月の例会には、時間を気にすることなく、参加できるとのことです。新しく、Oさんが入られました。コーラス部の部長をされています。(させられたと言ってみえました

が)、部員に電話連絡をしたり、会議の進行など部員の前で話す機会が増えてきたのですが、言葉が出にくいので困っているとのことです。何とかしたいとの思いで入られました。

 

 

2 世界合同会議について

 世界合同会議の申込と、参加費の補助について説明をさせていただきました。参加経験がある会員によりますと、まさに「世界が変わる」ような会議であると話してみえました。今後このような世界合同会議は、日本での開催はされないと思われます。できるだけ多くの参加を依頼しました。そのため、全言連からの補助だけでなく、三重言友会からも、参加費の補助を用意しました。

 

 

3 助成金「四日市ささえあいのまち創造基金」の公開プレゼンテーションについて

 この基金に申し込んだところ、上位5チーム(団体)に入り、助成金(1位30万円、2位20万円、3位10万円)を競うあうことになりました。公開プレゼンの参加者(四日市市民)と審査委員の投票で決定されます。

 

*4月28日の公開プレゼンテーションの結果ですが、三重言友会が1位で114(2位は112票)でした。助成金として、30万円を頂きました。公開プレゼンでは、助成金の使い道として、四日市市内小中学校教員をはじめ、県内小中学校教員、高校教員 全員に対して、吃音リーフレットを配布し、吃音を理解していただく取り組みをしていくこと、会専用のパソコンを購入することなどを説明しました。

 

あるNPO団体の代表は、「社会で、吃音者が吃って、笑われたり、馬鹿にされたりする場面に出くわす。そんなとき、私は吃ることがなんだ!と言ってやります。」と憤ってみえました。同時に「吃音リーフレットを学校の教員に配ることは、それはそれで素晴らしいことだし有意義なことだと思います。踏み込んで、教員に対して、吃音の研修会をされていくことも企画してはいかがですか。」という辛口の提案もいただきました。

 

4 ある言友会の問題

 

  ある言友会の食事会の話ですが、男女間のメールアドレスの交換がきっかけで、女性会員がつらい、不愉快な気持ちになってしまったことを伝えました。併せて、このような事態を防止するため、他言友会はどのようなことに注意しているかを伝えました。


 

第2部(14:30~17:00) 担当:M.H

『マインドフルネス』〜呼吸を操ることで、心の平安を得る方法〜

 

今回は、ヨガのヴィパッサナー瞑想(ヴィパッサナーとは、観察という意味で、自らを俯瞰しつつ行う瞑想)をする前段階での身体の緊張を取る体操やマッサージ、そして呼吸法を行った。

最初、2人1組で、野口三千三さんの開発した、ねにょろなどの体操とマッサージで身体をほぐした。その上で、気を鎮め、気を循環させる呼吸法を体験していただいた。

この呼吸法は、ある程度、体幹が鍛えられていないと、うまくいかないが、その鍛えるトレーニング(お腹に指を押し込む体操など)も伝授させていただいた。

吃音は、発声訓練等で良くなる部分は限定されているという感覚が私にはある。身体全体、もっと究極をいうと、背中の柔軟性、そして、身体を巡る気の循環を呼吸法により、意識できることで、より声はスムーズに流れ、心も平安になると感じている。日々、トレーニングしている内容をお伝えさせていただいたが、マインドフルネスは奥が深く、もっと深化されたものを別の機会に提供させていただけたらと考えている。

 


5月の例会

【日 時】5月27日(日) 13:30~17:00

 

【場 所】四日市市総合会館3階 軽作業室

 

【参加者】男性5名・女性2名 計7名

 

【例会内容】

 

第1部13:30~14:30『吃音改善訓練』  

 

●腹式呼吸 5秒で吸って、10秒で吐く。鼻から吸って、鼻から吐く。約1分間。

 

●緊張に効くツボ  合谷(ごうこく)、労宮(ろうきゅう)

 

●抑制法(ゆっくり、引き伸ばしなど)で自己紹介(最初に名前を言う、住まい、職業、何か一言)

 

などを行いました。一回目はゆっくり、二回目は少し速度を上げて話してもらいました。抑制法での自己紹介は、言葉に意識が向きすぎてしまい、かえって話しにくいという意見もありました。その他、順番に回ってくる時の緊張感は練習になるという意見もありました。仲間内とは言え、人前で話すという経験(成功体験)は実生活においても生かされると思いますので、今後は話し方を限定せずに、各々のやり方で自己紹介や人前で話す練習をやっていく方がいいのかもしれません。今後もよりよい改善訓練を行うことができたらいいと思っていますので、遠慮なくご意見をお聞かせください。

その他、日頃工夫している事の中で、人前で話すときに、例えば自分の理想の話し方をする人になりきって(イメージして)話すという方法や『間』を空けて話す、というやり方などを教えていただきました。吃音で時間がかかるために早く言わなきゃと焦ってしまいがちですが、5秒ほどの『間』を空けても全然変ではなく、落ち着きのある話し方、という印象でゆったりと聞くことができました。『間』が空くことを恐れるのではなくて、活用していけたら、と思います。

 

第2部14:30~17:00)『リスクマネジメント』 ~日頃困っている事を話し合い、皆で解決&対応策を考えましょう~

 

まず最初に、Nさんに吃音矯正歴などを話していただきました。小学生の時に四日市市内の小学校で受けた吃音訓練(放課後)をはじめとして、東京の花沢研究所や、心理療法、ヨガ、新体道、そして、海外での生活など、本当に様々な経験をされていて、それが今の吃音改善につながっているんだな、と感じました。まだまだ話していただけそうなので、続きを楽しみにしています!

 

 次に、日頃困っていることなどを話し合いました。「来年1000人近い人の前で挨拶をすることになるかもしれないが、それがずっと気になっている」という困り事に対して、皆でいろんな意見を出し合いました。今から挨拶の練習をして準備するのも1つだし、他の人に代わってもらうのも1つの方法。自律訓練法やイメージ法、竹内レッスン、つばさ吃音相談室、都筑吃音相談室など、いろんな意見や体験談が飛び交いました。「信じること」「脳に思い込ませること」なども改善に繋がる前向きな姿勢であるという話もありました。

 

その他には、「朗読は過去の嫌な思い出があるためか、どもってしまう。家で練習をしている」という話があり、朗読は平気な人、どもってしまう人、それぞれの意見などを聞きました。自律訓練法をやって朗読ができるようになった、自律訓練法をさぼっているとまた吃音がぶり返したという体験談もありました。しばらく人と話さないと症状がひどくなる、という話もありましたが、吃音だからと言って話さないようにしていると、余計に話しにくくなるのかもしれません。例会の場などを使って、「話す」という能力を鍛えていくのもいいのではないかと思いました。

 

皆さん、今まで吃音で苦労してきて、いろんな事をされたり経験してきていますが、その経験はどれも本当に宝物だな、と思いました。是非、例会に参加して、人生&吃音の先輩たちの言葉に耳を傾けて欲しいと思いました。とても元気をもらえますよ♪(^^)

 



6月

平成30624日(日)    担当 N.M

 

場所 三重郡菰野町大字菰野字江田8474-177

         ホテルウェルネス鈴鹿路

 

参加者 名古屋5名三重 12名  合計17名

 

湯の山温泉駅に12時に集合した各会員は早速昼食会場のホテルウェルネスに、ラウンジで少し待たされ四日市トンテキがメインの昼食を堪能し自己紹介、H会長の吃音カルタの紹介等をすませ、第二会場の御在所ロープウェイ事務所に向かい湯の山温泉の有名人森豊さんの話しを聞きました。

御在所ロープウェイは今も運行距離、標高差等世界でも引けを取らないロープウェイで7月下旬からはスイスから直輸入の機種が導入されより一層の集客力が増したようです。森豊氏は御在所山頂にあったユースホステルからの付き合いで御在所ロープウェイの専務、三重県自然環境保全センターの理事長もしており、東海地方のテレビに出てくる事が多いので、再度テレビで会い再び親しみが湧くのではないかと思います。

今回の合同例会では初めて三重の例会に参加していただいた方もあり、また多くの会員が参加いただき、ちょっとした小旅行を味わっていただけたのではないかと思います。解散後にはNさんの計らいで四日市にて名古屋三重の飲み会で盛り上がっていただいたようです。皆さん来年は名古屋でお会いしましょう。

 



7月

【日 時】7月29日(日)13:30~17:00

【場 所】四日市市総合会館3階 軽作業室

【参加者】11名

【例会内容】第1部、第2部関係なしに記載

 

1)世界合同会議の報告と情報交換

 世界合同会議(7月13日~16日)への参加者から、報告をしていただいた。

 クラタリングのことはあまり知らなかった。吃音との違いについて、クラタリングは、言葉に出るまでは、何が出るか、本人もわからないとのことでした。15日の森先生の基調講演「認知行動療法を使った成人のグループ療法」は、参加者全て感銘を受けたようです。「どもらない」を目標とせずに、「より良いコミュニケーション」「効果的なコミュニケーション」を目標とすべきである。そうすると副次的に流暢性が得られることがある。どもりそうなとき、言い換えなどを使ってどもらないようにしようとすると、かえって、それが「どもる」という条件を作ってしまう。示唆に富むものばかりでした。また、外国の人の吃り方は、解放的で豪快などもりであった。吃音を取り巻く文化に起因しているのではないかという報告もありました。

 

 

2)吃音をもつ女子中学生が母親と一緒に参加しました。中お母さんからは、「いろいろとアドバイスを欲しい」とのことでした。



8月

 

【日 時】8月26日(日)13:30~17:00

 

【場 所】四日市市総合会館3階 軽作業室

 

【参加者】9名

 

【例会内容】

 

第1部 

1 自己紹介・近況報告

 

 中学1年のMさんが一人で参加された。岐阜県から四日市までの通学経路の説明。通学経路にコンビニがあるので、立ち寄りたい

 誘惑にいつも駆られること、自宅近所に川が流れていて、メダカが泳いでいる光景を教えてくれました。

 勤務の関係で福岡言友会から名古屋言友会に移ったAさんが参加してくれました。

 

 

2 世界合同会議の報告

 

 Mさんが世界合同会議の感動を伝えてくれました。

 

 Mさんは、第1回の京都開催も参加しており、今回広島大会で4回目の参加となる。仕事の関係で当初からの大会運営に関われな

 かったが、大会期間中、書籍販売等をされてみえました。第1回の参加者との32年ぶりの再会を果たしたこと、「私が吃音に

 なる時」という映画に感動したことなどを報告されました。

 

 

3 メトロノーム法による発話訓練 Tさん

 

 Tさんに、メトロノームに合わせて、発話する訓練をしてもらいました。流暢な発話を体験することで、心理面にポジティブな

 影響を与え、話す意欲を高めることを意図しているとのこと。教材は、堅田利明著「吃音の正しい理解と啓発のために―

 キラキラを胸に―」です。「吃音は一過性のもの」「吃音はやがて治るもの」「吃音は母の養育態度が原因」など吃音が誤って

 理解されている事が書いてありました。メトロノームに合わせるのが難しいと感じる会員もいましたし、この発話訓練の後、言

 い始めがスムーズに感じる会員もいました。

 

Newcomer🎶

第2部

1 モリッカムプログラムの紹介・・・Mさん 

 

吃音とは、①症状 ②予期不安 ③回避 の3要素から成り立つ。

上記の吃音3要素へのアプローチ(対応)は、

 

①症状→言語療法(症状を変えること)

 

②予期不安→認知療法(考え方を変えること)

 

③回避→行動療法(行動を変えること)

 

疾病観について、風邪の熱は良いものか、悪いものなのかと問いかけました。

ウイルスをやっつけるために、風邪で熱がでるのであって、良いものだというのです。

また、高血圧は良いものか悪いものか。血管の中で、粘度の高い血液を流すために必要なもので、良いものだと言います。失敗は良いものか、これは、成功するために必要なもので良いものだとします。喧嘩、仲違いは良いものか、相手を理解したり関係を深めるため、良いものだします。

 

結論として、表面に出る症状や現象は全て良い方へ向かわせるもので良いものだと考えます。

 

吃音3要素を原因と療法に分けると、原因=予期不安・回避、療法=吃音症状となります。

 

既出のアプローチ(対応)で正解は認知行動療法ということになる。逆に言語療法は吃音を悪化させる、こじらせる。

ただ、なかなか良い結果が出ず、目先の流暢性を求め言語療法に走ることがある。言語療法は治すのではなく症状を抑える効果がある。ただ、過去の歴史から見ると必ずぶり返しに合う。

 

 

 

2 ビブリオトーク、吃音カードゲームの紹介    Aさん

 

  ビブリオトーク

自分が感動した本、好きな本などについて、どこに感動したのか、なぜ好きなのか感動したか、などを語ってもらいます。

そして、みんなの質問に答えるというものです。次回9月の例会では実際に実施します。

 

② 吃音カードゲーム

 配られた手持ちカード3枚に書いてある言葉を使って、吃音で困る状況の対応策・解決策を作っていくゲーム。

 

 

3 中部大会(9月28日、29日)、10月吃音研修会&相談会などについて説明

 中部大会の補助金希望者については、9月20日までに申請してほしいことを伝えた。

 

 



9月

例会報告

【日時】2018923()13:00~17:00

【場所】四日市市総合会館 3階 社会適応訓練室

【参加者】11名

 

◎第一部 13:00~14:30 四日市市情報誌『YOUよっかいち』から取材を受ける

内容:四日市市の情報誌「YOUよっかいち」に1021日(日)『吃音啓発&相談会』の告知を掲載してもらえないかと問い合わせた所、先方より連絡をいただき、告知だけでなく、三重言友会の活動を掲載していただける事になりました。取材してもらいたいなぁと思っていたので、連絡をいただいた時はとても嬉しかったです!『YOUよっかいち』は、75000部発行されているフリーペーパーで、四日市全域に配布されます。地元ならではの情報が満載で、私自身毎回楽しみにしています。最近では、新聞離れが多いそうですが(私もそうです^^;)、フリーペーパーである『YOUよっかいち』は、読んでいる人も多いと思います。

 

 今回取材をしてくださったライターであるH.Mさんは、『YOU』の1面を飾る記事も書かれているとのこと。事前に三重言友会のHPを見てくれており、吃音について調べてきてくれていました。三重言友会の創立から、活動について、吃音者のとりまく現状など、とても丁寧に聞いてくださり、約1時間半、しっかりと私たちの想いを受け止めてくれました。

 

 こうして当事者が声をあげ、吃音の正しい知識を伝え、理解を求めていくというのは大切なことだと思うので、国際吃音啓発の日をきっかけに取材を受けることができてとても嬉しく思います。理解しようとしてくれる人がいるという事、世の中そういう優しい方たちもたくさんいるんだという事に心から感謝したいと思います。そして、今回の記事が、一人で悩んでいる吃音者にも届きますことを切に願っています。     (報告:T)               

 

【YOUよっかいち149号に掲載されました!】

掲載していただき、ありがとうございます。心より感謝申し上げます。

YOUよっかいちのHPはこちら→https://www.you-yokkaichi.com/


 

◎第二部 14:30~17:00 ビブリオトークを行いました 担当:A

 

好きな本のプレゼンをみんなの前でする、という企画が受け入れられるかどうか気がかりだったのですが、蓋を開けてびっくり、皆さん真剣にプレゼンに取り組んでくれて、企画した者としては嬉しい限りです。

 

当日までは、面倒くさがって参加者が少ないのではないかとか、例会には出席するものの本の準備をしてきてない人が何人かいるだろうなとか思っていたのですが、11名出席で10名の人がプレゼンをしてくれました。(1名はプレゼンの準備はしていたものの時間が足りなくなりできませんでした。)

 

事前の案内でも、また当日の説明でも「5分程度を目安に多少長くなっても構いません」とお伝えしたのですが、どうやら何人かの方には「長くなっても構いません」のところしか聞こえなかったようで、まあしゃべる、しゃべる。20分くらいプレゼンされた方が何名かおられました。始まる前は全員がプレゼンし終わってから、全体を通しての感想を述べ合う時間くらいあるかな、と考えていたのですが、とんでもなかったです。次にまたビブリオトークを行う機会があれば、今度は時間制限を設けた方がよさそうですね。まあ、何はともあれ初めての試みが成功して嬉しく思っています。参加していただき力いっぱいのプレゼンをしてくれた皆様、有り難うございました。 (担当:A)

 



10月